杏仁(きょうにん)は、中国北部原産で、古くから栽培されているバラ科の落葉樹、アンズの種子です。アンズは春の早い時期に葉よりも先に淡い紅色の花を咲かせます。杏仁は、硬い殻を割って仁を取り出し乾燥させたものになります。
杏仁には青酸配糖体のアミグダリン、加水分解酵素のエムルシン、バンガミン酸などを含みます。アミグダリンは、エルムシンによって青酸、ベンズアルデヒド、ブドウ糖に分解されます。
青酸を含むため、あまり多く摂取をしすぎると青酸の中毒症状が出てしまうので十分に注意が必要です。
煎じて飲むことで、咳止めとしてぜんそくや呼吸困難の解消、便秘、利尿、胸痛、疼痛に効果を得ることができます。日本薬局方にも杏仁を原料とする薬が掲載されています。
